ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ 日本盤 ダブル・デラックス!! 

ローリング・ストーンズの日本編集盤『ダブル・デラックス』です。1970年(昭和45年)11月20日に発売され、規格番号はSL 165/6です。「STONES WORLDWIDE」では70年2月発売となっていますが、帯裏のディスコグラフィや解説から考えて11月が正しいと思います。前回書いたとおりこの時期から日本独自の編集盤が乱発されるようになりましたが前回紹介した『ゴールデン・プライズ』からたったの5か月でこうした新たな編集盤が出るとはすごいペースですよね!レコードは2枚組でデビュー曲の「カム・オン」から「ホンキー・トンク・ウイメン」まで代表曲が収録されています。ジャケットは表裏艶があり見開きとなっています。メンバーの写真は一切なく何だかイマイチなデザインなので当時レコード店に並んでいたら絶対に買わなかったレコードだと思います。当時の値段は3000円です。こちらはオリジナルのシルヴァーの帯で裏側に『レット・イット・ブリード』と『ゴールデン・プライズ』が載っています。

こちらは赤いセカンド帯です。こちらは裏側に71年12月発売の『ギミー・シェルター』が載っています。私の持っているものは幻の来日記念帯が付けられているので72年後半にプレスされたものと思われます。値段も3000円と変わりません。

帯を外した写真です。

右上に規格番号、タイトル、ロンドンのロゴがあります。

裏ジャケです。こちらも表側のデザインの続きとなっています。左側に曲目があります。

裏ジャケ右下にジャケットをデザインしたK. ABEさんのクレジットと値段があります。このK. ABEさんという方は前回紹介した『ゴールデン・プライズ』のジャケットもデザインされていましたね!

A面の曲目です。

B面の曲目です。

C面の曲目です。

D面の曲目です。

ここからは見開きの内側です。一番最初のページは左側に曲目、右側はミックのイラストがあります。

2番目のページです。「カム・オン」からC面4曲目の「夜をぶっとばせ」までの歌詞が載っています。

最後のページです。左側は前ページからの歌詞の続きと、右側は朝妻一郎さんの解説があります。60年代を主に3つに分け、ストーンズの音楽の移り変わりが書かれています。

最後のページの右下にキングレコードのクレジットとロンドンのロゴ、規格番号とパブリシャーがあります。

また、赤い帯の後期プレスには7インチサイズでストーンズディスコグラフィが入っています。

ディスコグラフィの反対側です。

ラベルです。上部にffssとロンドンのロゴがあります。中央にFULL FREQUENCY STEREOPHONIC SOUNDがあります。左側に面表記が、右側に回転数と規格番号があります。曲目の上にグループ名とタイトルがあります。曲目は中央揃いになっています。マトリクスは機械打ちでSDLBT 1221-2/SDLBT 1222-1/SDLBT 1223-1/SDLBT 1224-1です。後期型は2/2/6/7と枝番が進んでいます。各面にJISマークがあります。

B面のラベルです。C面、D面のラベルは配置が同じなのでここでは省略します。

「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」はギター・イントロです。音は低音は弱いですが高音がきれいではっきりした音です。しかし5か月前に発売された『ゴールデン・プライズ』は1枚もので2200円で、こちらは2枚組で3000円で安いので一体どういった値段設定をしているんだと疑問が残りますが、こちらは24曲も入っているのでお得ですね!しかしこのアルバムは表も中も全部波打ったようなデザインで、60年代に発売された日本独自の編集盤の方がメンバーの写真は使ってあるし、資料としても楽しめたのでホントにイマイチなジャケットですね!まあ、当時ストーンズを聴こうとしていた人にとって60年代のストーンズの代表曲を一気に聴けるので重宝したアルバムだとは思います。