ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ 日本盤 ゲット・ヤ―・ヤ・ヤズ・アウト いろいろ!!

ローリング・ストーンズの日本盤『ローリング・ストーンズ・イン・コンサート(ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト)』です。1970年12月に発売され、規格番号はSLC 333です。帯を見ても分かりますが、日本盤は『ローリング・ストーンズ・イン・コンサート』がタイトルで『ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト』はサブタイトル的な扱いになっています。まあ、イン・コンサートの方がすぐにライヴ盤と分かって販売には有利かも知れませんね。キングの赤い帯が付いており、ジャケットは見開き仕様となっています。この見開き仕様は73年頃のオイルショックの頃にはシングル・ジャケと変更となっています。ジャケットの表側は各国盤と同じデザインです。オリジナル盤はジャケットが厚く、当時の値段は2000円です。

右上に規格番号のSLC 333があります。

左上にキングレコードのロゴがあります。

帯の値段の部分です。上がオリジナル盤で2000円表記です。下が73年頃からの2300円になっており、ジャケットも見開きではなくなっています。

帯の裏側の広告です。上がオリジナル盤の広告でストーンズのレコードは『レット・イット・ブリード』と『ゴールデン・プライズ』が載っています。下がシングル・ジャケの帯で、ストーンズのレコードは73年1月25日に発売された『ベガーズ・バンケット』が載っているのでシングル・ジャケに変更になったのはこの後と推測されます。

裏ジャケです。こちらも各国盤と同じデザインです。裏ジャケには規格番号やキングレコードのクレジットはありません。

左下に値段があります。オリジナル盤は¥2000と書かれていますが、下の2300円版はこの部分は空白になっています。

見開きの内側です。これは日本独自のものです。ハイドパークの写真が使われており、右側には亀淵昭信さんの解説が載っています。ブライアンが亡くなり、新メンバーのミック・テイラーが加入したことや、今回の69年ツアーが始まるまでのプロセス、ツアーの公演地を日程を追って紹介しています。当時このライナーを読んでここに収録されている曲の他に「放蕩息子」「ユー・ガッタ・ムーヴ」「アンダー・マイ・サム」「アイム・フリー」などを演奏したことも知りました。

曲目の部分です。「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」の前に「司会」(0:30)のクレジットがあります。

見開き右ページの右下にキングレコードのクレジットと©1970と値段があります。

歌詞カードです。ミックのステージ写真がカッコいいですよね!

歌詞カード表側の下部に規格番号が書かれています。

歌詞カードの裏側です。

ここからは73年頃からのシングル・ジャケの歌詞カードです。オリジナル盤は1枚のシートでしたが、こちらは二つ折りの4ページ仕様となっています。最初のページはオリジナル盤と同じですが、オリジナル盤にあった下部の規格番号はありません。

次のページです。左側にオリジナル盤の歌詞カードが、右側にオリジナル盤の見開きの内側左側のページにあったミックの写真と解説が載っています。

最後のページです。オリジナル盤の見開きの右側のページにあった曲目と解説の続きが載っています。オリジナル盤にあったキングレコードのクレジットはありません。

ラベルです。最初はプロモ盤です。上部にSTEREOがあります。左側に見本品、面表記が、右側に非売品、回転数、規格番号があります。ラベルでも"THE ROLLING STONES IN CONCERT"が上に書かれていて、"GER YER YS-YAS OUT"はその下に小さく書かれています。マトリクスは機械打ちでSDLBT 1257-1/SDLBT 1258-1です。両面にJISマークがあります。

B面のラベルです。

プロモ盤はキングのプロモ専用のスリーヴに入っています。以前も書きましたが、90年代の初めに板橋から西新宿へ引っ越したABCというお店にこのキングのプロモ盤が大量に入荷してて慌てて買い漁ったのを覚えています。

レギュラー盤のラベルです。上部にffssのロゴとLONDONのロゴがあります。その下にFULL FREQUENCY STEREOPHONIC SOUNDのライン、左側に面表記、右側に回転数と規格番号があります。このタイトルは75年頃の最終プレスまで文字の配置などの変更はなかったと思います。マトリクスは機械打ちでSDLBT 1257-3/SDLBT 1258-3です。両面にJISマークがあります。これは私の持っているレコードのマトなので、おそらくレギュラー盤でもこれより若い枝番1や2があると思います。他には-12 S/-8 S、-21/B-2などを確認しましたが、これらは後期プレスなのかJISマークの部分が線で消されていたり、無かったりしています。

B面のラベルです。

このアルバムはストーンズのアルバムで中でも最初の頃に買ったアルバムなので特に思い入れのあるアルバムです。最初のアナウンスが何重にも重なって聴こえるところから「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」が始まるのは何度聴いてもわくわくしますね!全体にスタジオ盤のテンポを落として重々しい感じの演奏も余裕を感じさせますし、「悪魔を憐れむ歌」の2本のギターをフューチャーしたライヴ用のアレンジもいいですよね。この後もストーンズのライヴ盤が数多くリリースされましたが、このライヴ盤は今でも色褪せない名盤だと思います。