ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ USA盤12インチ・シングル MISS YOU!!

ローリング・ストーンズのUSA盤12インチ・シングル「Miss You / Far Away Eyes」です。1978年6月に発売され、規格番号はDK 4609です。発売日に関しては7インチ・シングルと同じ6月2日になっている資料もありますが、当時はだいぶ経ってから店頭に並んだ記憶があります。この12インチはプロモも作られ、規格番号はDSKO 119です。今回はこの2種類を紹介します。USA盤は発売順に取り上げているので、79年に「Hot Stuff」をB面にして発売された「Miss You」の12インチは次の機会に取り上げます。最初はレギュラー盤です。専用のスリーヴに入っています。上部にグループ名とタイトルとベロマークがあります。「Miss You」の文字の下に"Special Disco Version"とあるように8:36のロング・ヴァージョンが収録されています。中心の穴の下に「Far Away Eyes」のクレジットがあり、こちらは4:24のアルバム・ヴァージョンが収録されています。

左下に規格番号、回転数、STEREOがあります。通常12インチはは45回転ですが、この時は試行錯誤の段階だったのかこの12インチは33回転になっています。

スリーヴの裏側です。こちらも表側と同じデザインとなっていますが下部中央に各クレジットが追加されています。

裏側の下部にローリング・ストーンズ・レコードの配給元のアトランティックの住所、ワーナーのロゴ、パブリシャー、Printed in U.S.A.があります。

ラベルです。上部にグループ名があります。左側にベロマークが、右側に面表記、STEREO、規格番号、マト、パブリッシャー、タイム表記があります。曲目の下にリミックスを担当したボブ・クリアマウンテンのクレジットがあります。一番下にストーンズ・レコードの登録商標があります。マトリクスは手書きでST DSKO 35247-1  0-1  (PR) SP/ST DSKO 35279-2  SP  1-1です。両面にSTERLINGの刻印があります。A面の(PR) SPは離れたところにあります。  

B面のラベルです。UKの12インチは「Far Away Eyes」のエデイット・ヴァージョンが収録されていましたが、USA盤は通常のアルバム・ヴァージョンが収録されています。

ここからはプロモ盤です。規格番号はDSKO 119で、両面ロング・ヴァージョンの「Miss You」が収録されています。プロモはベロのスタンプが押されただけの穴あきの白いスリーヴに入っています。

裏側です。こちらはスタンプなどはなく白いままとなっています。

ラベルです。AB面同じ曲が収録されているので両面共同じラベルが使用されています。上部にグループ名、規格番号、タイトルがあります。左側にベロマーク、STEREO、回転数があります。右側にタイム表記があります。通常だったら曲目がある部分はプロデュースやリミックスのクレジットになっています。この文字の配置が何となくプロモ盤っぽいですよね!マトリクスは手書きでST DSKO 35247-1  (PR) で、STERLINGの刻印があります。レギュラー盤の基になったようなマトでレギュラー盤にあった0-1とSPはありません。反対側も同じマトです。

当時は世田谷区の上野毛に住んでいたので二子玉川高島屋レコード店で初めてこのUSA盤の12インチを見ました。値段のカードのところに「ディスコ・ヴァージョン」と書かれていたので何だろうと思いましたが、当時は12インチというものがあまり普及していなかったので、どうせ普通のヴァージョンが収録されていると思い買いませんでした。これはUK盤の時にも書きましたが、8:36のロング・ヴァージョンが収録されていると知ったのはそれから5年も後のことで今考えるとホントに情報が無かったですよね。「Miss You」のロング・ヴァージョンはあのフレーズが長い間ずっと聴けるので何回聴いてもサイコーですよね!この「Miss You」はいろいろな長さのヴァージョンが存在しており、12インチは8:34、USAの8トラは5:37、アルバムは4:48、7インチ・シングルは3:34、『RARITIES 1971-2003』では12インチ・ヴァージョンをエデイットした7:33といろいろな長さのヴァージョンが聴けます。特に8トラは「Beast Of Burden」のロング・ヴァージョンも入っていたりするのでこれはぜひ普通に聴けるように発売して欲しいですよね!また、B面の「Far Away Eyes」はUK盤の12インチではエデイット・ヴァージョンが収録されていたのに、USA盤は通常ヴァージョンが収録されているのもややこしいです。12インチはこのUSA盤の白いジャケットのものを初めて見たので、まだ12インチ・シングルという形態が普及していなかった頃のリリースだったこともあり、このレコードを見るとなんだか懐かしい気持ちになります。