ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ USAシングル盤 SHATTERED いろいろ!!

ローリング・ストーンズのUSAシングル盤「Shatterd / Everything Is Turning To Gold」です。アルバム『SOME GIRLS』からの第3弾シングルとして1978年11月19日に発売され、規格番号はRS 19310です。このシングルの特徴は何といってもB面にアルバムには収録されなかった「Everything's Turning To Gold」が初めて収録されたことです。ピクチャースリーヴはミックの写真にいろいろと書き込みしてあるパンク的なデザインです。上部の赤黒のTHE ROLLING STONESという文字はアルバムでも使われていましたね!

ピクチャー・スリーヴの裏側です。表と同じミックの写真が使われています。こちらは白黒になり斜めに「Everything's Turning To Gold」の文字が書かれています。上部レコード取り出し口はこの時期特有の山型となっています。

左上に規格番号とSTEREO、「Shattered」がアルバム『SOME GIRLS』からというクレジットがあります。

右上に回転数があります。

左下にベロマークがあります。

ピクチャー・スリーヴの右側に縦書きでアトランティックの住所、Printed in U.S.A.などがあります。ここでは分かりやすいように横にして載せてあります。

ラベルです。最初はプロモです。プロモ盤はエデイット・ヴァージョンを収録したShort Version側と通常のアルバム・ヴァージョンを収録したLong Version側が収録されています。プレス工場コードはSPです。これはペンシルベニア州のSpecialty recordsです。上部にグループ名があります。右側にベロマーク、マト、STEREOがあります。右側に規格番号、タイム表記、SHORT VERSION、そしてPROMOTIONAL COPYとNOT FOR SALEがあります。マトリクスは手書きでST RS-36238-1/ST RS 35283-1  SPです。最初のマトがショート・ヴァージョン、次がロング・ヴァージョンです。ここで言うショート・ヴァージョンというのは2:44のエデイット・ヴァージョンのことで、ロング・ヴァージョンというのはアルバムと同じ3:46の通常ヴァージョンのことです。 

Long Version側です。右側にLONG VERSIONのクレジットがあります。

プレス工場コードはMOです。これはカルフォルニア州のMonarch recordsです。左側にベロマークがあります。右側にSTEREO、規格番号、マト、SHORT VERSION、タイム表記、そしてPROMOTIONAL COPYとNOT FOR SALEがまとめてクレジットされています。このラベルだけリムにWのロゴがありません。マトリクスは手書きでST RS-36238-5  △105490/ST RS- 35283-5  △105489です。

Long Version側です。

プレス工場コードはRIです。これはインディアナ州のPRC Company Richmondです。左側にベロマーク、マト、STEREO、SHORT VERSIONがあります。右側に規格番号、回転数、タイム表記、PROMOTIONAL COPYとNOT FOR SALEがあります。リムにWがあります。マトリクスは手書きでST-RS-36238-3-1-1  PRC/ST-RS-35283-3-1-1  PRCです。

Long Version側です。

ここからはレギュラー盤です。プレス工場コードはSPです。これはペンシルベニア州のSpecialty recordsです。上部にグループ名があります。右側にベロマーク、マト、STEREOがあります。右側に規格番号、タイム表記があります。マトリクスは手書きでST RS-35283-1  SP/ST RS-36239-1  SPです。レギュラー盤はアルバムと同じヴァージョンが収録されています。

B面のラベルです。こちらはアルバム『SOME GIRLS』には収録されていないのでA面の下部にあったアルバムのクレジットがありません。

プレス工場コードはRIです。これはインディアナ州のPRC Company Richmondです。上部にグループ名があります。右側にベロマーク、マト、STEREOがあります。右側に規格番号、タイム表記があります。マトリクスは手書きでST RS-35283-4-1-1  PRC/ST RS-36239-4-1-1  PRCです。

B面のラベルです。

プレス工場コードはMOです。これはカルフォルニア州のMonarch recordsです。左側にベロマークがあります。右側にSTEREO、規格番号、マト、タイム表記がまとめてクレジットされています。リムはプロモはWのロゴがありませんでしたが、こちらはあります。マトリクスは手書きでST RS-35283-5  △105489/ST RS-36239-6  △105491です。

B面のラベルです。

85年に発売されたOLDIESシリーズの一枚です。プレス工場コードはSPです。これはペンシルベニア州のSpecialty recordsです。文字の配置はレギュラー盤のSPと同じで、右上にOLDIESが追加されています。これまでのラベルにあったアルバム『SOME GIRLS』のクレジットはこのOLDIESのシングルにはありません。マトリクスは手書きでST RS-35283-2/ST RS-36239-2です。

B面のラベルです。

プロモ盤に収録された「Shattered」のショート・ヴァージョンはイントロが無く、間奏も半分カットされ、最後のThis town~から始まる部分と、Bite the~から始まる部分をカットした2:44のエデイット・ヴァージョンとなっています。このショート・ヴァージョンはこのプロモ盤でしか聴けません。この曲を歌詞カードで追っていくと途中で追えなくなる位ミックの語るような早口のヴァ―カルに圧倒されます。こういう曲でのミックはうまいですよね!ライヴでも定番の曲です。「 Everything Is Turning To Gold」は81年の『SUCKING IN THE SEVENTIES』に収録されるまではこのシングルでしか聴くことが出来なかった曲で、作者クレジットにジャガー、リチャーズと共にロン・ウッドの名前があります。『SOME GIRLS』のセッションで録音されましたがアルバムには収録されなかった曲です。サックスにメル・コリンズ、ハーモニカにシュガー・ブルーが参加しています。チャーリーのドラムスがいい感じに入っていて、パーカッションも聞こえます。この曲も結構いい曲でストーンズの隠れた名曲だと思います。