ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ UKシングル盤 EMOTIONAL RESCUE いろいろ!!

ローリング・ストーンズのUKシングル盤「Emotional Rescue / Down In The Hole」です。1980年6月20日に発売され、規格番号はRSR 105です。両面共アルバム『EMOTIONAL RESCUE』に収録されている曲で、このシングルはアルバムより3日早く発売されました。ピクチャースリーヴはグループ名とタイトルが書かれている色とりどりの蛍光管のような文字を並べたデザインで、表側には規格番号やベロマークなどはありません。

裏側です。両側がフリップバック仕様となっています。全面黒でAB面のタイトルとベロマークだけのシンプルなデザインです。

右上に規格番号があります。このピクチャースリーヴはPrinted in Englandや、レコード会社などのクレジットが一切ないのでこのRSR 105という規格番号でUK盤と判断するしかありません。

下部にベロマークがあります。

ラベルです。最初はレギュラー盤のラベルです。上部にアルバム『EMOTIONAL RESCUE』でも使われていたフォントのグループ名とベロマークがあります。左側に著作権表示、右側は規格番号、マト、エンジニア&プロデューサーのクリス・キムジーのクレジットがあります。下部に曲目とAnother Real Production by The Glimmer Twinsとあります。リムの最後にMADE IN Gt. BRITAINがあります。マトリクスは機械打ちでRSR 105 A-4/RSR 105 B-2です。枝番が4/2とかなり進んでいますが、Discogsで見るとこれが初回盤のマトらしいです。  

B面のラベルです。

こちらはプロモ盤のラベルです。レギュラー盤と文字の配置はほぼ同じですが、左側に大きくAとあります。プッシュ・アウト・センターにDEMO RECORD NOT FOR SALEがあります。右側の規格番号がRSR 105 DJとなっており、クレジットの一番下にSPECIAL RADIO VERSIONと書かれています。プロモ盤には4:18のエデイット・ヴァージョンが収録されているためか曲目の最後にレギュラー盤にはなかったタイム表記が追加されています。マトリクスは機械打ちでRSR 105 A DJ-1/RSR 105 B DJ-1です。

B面のラベルです。こちらは「Down In The Hole」ではなく「Emotional Rescue」の5:38の通常のヴァージョンが収録されています。

テスト盤です。片面にプロモと同じエデイット・ヴァージョンが収録されており、片面はアルバム・ヴァージョンが収録されています。マトリクスは機械打ちでRSR 451 A-1/RSR 451 B-1です。A-1の方にエディット・ヴァージョンが、B-1の方に通常のアルバム・ヴァージョンが収録されています。マトリクスがレギュラー盤やプロモ盤と違いますが、RSR 105が使われている国は英国とニュー・ジーランドしかなく、ニュージーランドストーンズ・レーベルのレコードは手書きマトなのでこれはUKのテスト盤と判断しました。

テスト盤のマトの部分です。こちらはエデイット・ヴァージョンが収録されています。

B面側のマトの部分です。こちらはアルバム・ヴァージョンが収録されています。

エデイット・ヴァージョンは"Yeah, every night, crying, crying baby"から"I'll come to your emotional rescue. Ha ha ha ah ah"までの部分を丸ごとカットし、フェイドアウトが早くなっているヴァージョンです。当時ストーンズの新曲だといってラジオで初めて聴いた時は全編にわたっているミックのファルセットにビックリしましたね!ビージーズじゃあるまいし(笑)と最初は違和感だった曲です。サウンドストーンズらしくないし、アルバムを買ってから最初はこの曲だけ好きではありませんでした。シングルにするんだっら「Dance」か「Where The Boys Go」の方がいいんじゃないかと思ったり、B面もオリジナルのブルースでこれも80年当時の感覚では何でいまさらといった感じでした。まあストーンズの曲というのは毎回最初はビックリして、聴いてるうちにだんだんと気に入ってきて、そのうちにハマってるといういつものパターンでこういうのをミックは狙っているんでしょうね!