ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ オーストラリア盤EP⑦ SHE SAID YEAH+3!! 

ローリング・ストーンズのオーストラリア盤EP『SHE SAID YEAH+3』です。1965年11月に発売され、規格番号はDFEA 7526です。内容はUKエキスポート仕様のEPと同じですが、ジャケットはメンバーが部屋でくつろいでいるオーストラリア独自のものとなっています。

左下にデッカのロゴがあります。

裏ジャケです。上下フリップバック仕様になっています。前回紹介したオーストラリア盤EP『DOWN THE ROAD APIECE』同様UK盤『OUT OF OUR HEADS』やUSA盤『DECEMBER'S CHILDREN』の裏ジャケと同じ写真が使われています。

右上に規格番号のDFEA 7526があります。

曲目の部分です。4曲共UK盤『OUT OF OUR HEADS』からの曲です。前回のEPはレコーディングやエンジニアのデータがメチャクチャでしたが、今回は全曲RCAスタジオで録音され、エンジニアはDave Hassingerなのでクレジットは合っています。「Gotta Get Away」以外の3曲はヒット曲の「Get Off of My Cloud」と同じ時にレコーディングされたとはアメリカとイギリスを行ったり来たりしてコンサートやレコーディングをして精力的に活動ぢていたこの時期のストーンズの勢いを感じますね。  

下部右寄りに"Made in Australia for The Decca Record Company Ltd.,~"のクレジットがあります。 

右下にffrrのデッカのロゴがあります。今までのオーストラリア盤は四角いデッカのロゴが使われていましたが、このffrrの6角形のロゴが使われているのは珍しいですね!

ラベルです。カーブド・デッカの青ラベルです。左側に出版社のロゴがあります。右側に回転数、EXTENDED PLAY、規格番号、マトがあります。ラベルの曲目の部分から判断するとこのEPの正式名は『THE ROLLING STONES』だと思います。リムにMADE BY E.M.I. (AUSTRALIA) LIMITED.があります。マトリクスは機械打ちでEFF-2850-1C/EFF-2851-1Cです。これはUKエキスポート仕様のEPと同じマトです。

B面のラベルです。

このEPはカーブド・デッカとボックスト・デッカの過渡期にあったため68年以降のボックスト・デッカのラベルが存在します。上のラベルでリムにあったMADE BY E.M.I. (AUSTRALIA) LIMITED.はデッカのロゴの下にあります。左側にあった出版社のロゴはありません。右側のクレジットや曲目の部分は上のラベルと同じです。マトリクスは上と同じで機械打ちでEFF-2850-1C/EFF-2851-1Cです。

B面のラベルです。

このEPはUKエキスポート仕様のEP同様はっきりした迫力がある音が聴けます。「She Said Yeah」の鋭いギターや、「The Singer Not The Song」のフォーク調の雰囲気がものすごくいい雰囲気で初期の中でも好きな曲です。オーストラリアでこのEPを制作する時にUKエキスポート仕様の『SHE SAID YEAH+3』を参考にしたと思いますが、UKエキスポート仕様のEPに使われていた『OUT OF OUR HEADS』の写真はジャケットは前回のEPで使ってしまったので急遽独自のジャケに切り替えたと思われます。前回のEPがジャケットは『OUT OF OUR HEADS』で内容は『No.2』と時系列がちぐはぐになってしまったのも面白いですが、今回のこのオーストラリア独自のジャケットも珍しい写真が使われているので貴重ですよね。