ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ フランス・シングル盤 HOT STUFF / HAND OF FATE いろいろ!!

ローリング・ストーンズのフランス・シングル盤「Hot Stuff / Hand Of Fate」です。1976年6月に発売され、規格番号は19 123です。RS 19 123となっている資料もありますが、このレコードはピクチャー・スリーヴ、ラベル共に19 123だけでRSは付いていません。最終プレスのレコードのラベルだけRS 19 123となっています。このカップリングはフランス独自のものです。ピクチャー・スリーヴはミックの衣装から75年USツアーと思われる写真が使われています。左上にタイトルがありますが「Hand Of Fate」のシングルは各国盤でも珍しいですよね!なお、いろいろな文献で「Hnad Of Fate」がA面とされていますが、ラベルの面表記では「Hot Stuff」側がA面となっており、マトの枝番もがAとなっています。おそらくピクチャー・スリーヴに「Hand Of Fate」が先に書かれているので勘違いしたのかも知れません。 

左上のタイトルとベロマークの部分です。

右上に規格番号があります。

ピクチャースリーヴの裏側です。ストーンズ・レコードから発売された『STICKY FINGERS』から当時の最新アルバム『BLACK AND BLUE』までのカタログが載っています。

左上に規格番号とプライスコードがあります。

左下にベロマークと印刷所のOFFSET FRANCEとPrinted in Franceがあります。

下部中央にフォトグラファーのDaniel Descampsのクレジットがあります。その下にストーンズ・レコードの登録票所とフランスでの販売元のFilipacchi Musicの著作権表示があります。

右下にWEAのロゴとFilipacchi Musicのクレジットがあります。その下にワーナーのクレジットがありWのロゴが書かれています。

ラベルです。上部にグループ名があります。左側に回転数、プロデューサー・クレジット、パブリッシャー、著作権協会のSACEMのロゴ、面表記があります。回転数は45 Tours、面表記はFACE Aとなっています。右側にベロマーク、規格番号、マト、STEREOがあります。マトリクスは手書きで19123 A/19123 Bです。最初にも書きましたがいろいろな文献で「Hand Of Fate」がA面となっていますがこのラベルを見ても「Hot Stuff」がA面というのが分かります。また、タイム表記が3' 26となっていますが、このフランス・シングル盤はUSA盤プロモと同じエデイット・ヴァージョンが収録されています。

B面のラベルです。

後期型のグリーンのラベルです。ここで初めて規格番号がRS 19 123と最初にRSが付いています。上部にグループ名があります。左側にベロマーク、SACEM、MADE IN FRANCEがあります。右側に回転数、STEREO、面表記、規格番号、マト、パブリッシャーがあります。マトリクスは手書きでROL. 19123 A CIDIS/ROL 19123 B CIDISです。CIDISの部分だけ機械打ちとなっています。こちらもエデイット・ヴァージョンが収録されています。  

B面のラベルです。

「Hot Stuff」はエディット・ヴァージョンで通常ヴァージョンを2分近くもカットされています。最初の"hot stuff"というフレーズを3回カット、後半のミックが叫んでいる"Everybody~"から始まる部分と"Shake it~"から始まる部分を丸ごとカットしています。このエディット・ヴァージョンは『SUCKING IN THE SEVENTIES』や『JUMP BACK』で聴くことが出来ます。また、このシングルは2曲ともグレイト・ギタリスト・ハントで呼ばれたゲストがギターを弾いています。「Hot Stuff」ではハーヴィ・マンデルが、「Hand Of Fate」ではウェイン・パーキンスがそれぞれギターソロを弾いています。両面共ゲストプレイヤーがギターソロを弾いてるシングルは長いストーンズの歴史の中でもこのシングルだけだと思います。前のシングルはバラードの「Fool To Cry」でしたが、このシングルはアルバムの冒頭の2曲という事で勢いのある曲が収録されていて気に入ってるシングルです。