ローリング・ストーンズのアメリカでの8枚目のシングル「Get Off Of My Cloud/I'm Free」です。1965年9月25日に発売され、規格番号は45-9792です。イギリスでは1ヶ月遅れの10月に「The Singer Not The Song」をB面に収録して発売されました。「Satisfaction」に続きビルボードで1位を記録した強力なナンバーです。初期盤にはピクチャー・スリーヴが付けられました。65年頃の危なそうな5人の写真が使われています。右下に規格番号の45-9792とLONDONのロゴが、左下に全部小文字でprodused by andrew loog oldhamのクレジットがあります。
裏側です。表と全く同じデザインで上部のレコード取り出し口に切り込みがあります。
レコード取り出し口の切り込みの形が角が丸いものと直角のものの2種類あります。印刷所の違いか、年代によってなのかは不明です。
ラベルです。オレンジスワルのプロモです。右下にPROMOTIONAL COPYのクレジットがあります。マトリクスは手書きでDR-36651-1B/DR-36652-1B DR-36651-1Bです。B面のマトは間違えたのかB面のマトの横にA面のマトが並んで書かれています。線で修正した跡はありません。
ここからレギュラー盤です。文字の配置やフォントがプロモと同じです。マトリクスは手書きでDR 36651-1A/DR 36652-1Aです。これ以降全て手書きです。また、これと同じラベルでDR 36651-1J/DR 36652-1Jのものも確認しました。
規格番号の上にMade in U.S.A.があります。規格番号の45とLONの間にハイフンがあります。その下にプロデューサーとエンジニアのクレジットがあります。マトリクスはDR 36551-1E △58799/DR 36652-1E △58799-Xです。
上のラベルと文字の配置は同じですが45-LONのハイフンがなく、45 LONとなっています。文字のフォントも違います。マトリクスは上と同じでDR 36551-1E △58799/DR 36652-1E △58799-Xです。
上のラベルと同じですが、LONDONのロゴの下にDistributed By London Records, Inc.があります。マトリクスはこちらも同じでDR 36551-1E △58799/DR 36652-1E △58799-Xです。
75年頃からの右側の規格番号が5N-9792に変ったラベルです。マトリクスは同じくDR 36551-1E △58799/DR 36652-1E △58799-Xです。
規格番号は5N 9792ですが上のラベルと違い、Made in U.S.A.が左側へ移動して、プロデューサーとエンジニアのクレジットがラベルの下部に移動しています。マトリクスはDR 36651-X-1/DR 36652 X-1です。
78年からのカラード・サンセット・ラベルです。マトリクスは5N-9792-DR 36651-1A/5N-9792-DR 36652-1Bです。
カラード・サンセット・ラベルですが上のラベルより規格番号の文字が小さくMade in U.S.A.が左側から下へ、プロデューサーとエンジニアのクレジットが下から右側へ移動しています。マトリクスは5N-9792-A/5N-9792-Bです。
80年代に発売された白いラベルです。文字の配置が上と同じです。マトリクスも同じく5N-9792-A/5N-9792-Bです。
白いラベルですが上とは文字の配置が違います。右側の5N-9792の下にあったプロデューサー・クレジットが3行になり、下にあったエンジニアのクレジットがその下へ移動しています。全体に文字も太くなっています。マトリクスは5N-9792-A DR-36651 SABC 1-1/5N-9792-B DR-36652 SABC 1-1です。SABCというのは文字が読みにくくおそらくそう書かれているとは思いますが正確ではありません。その他両面に機械打ちでMASTERD BY TRUTONEと、手書きでPA 6.86と書かれています。6.86は86年6月という意味かも知れません。おそらくこれが最終プレスだと思います。
レギュラーのマトの末尾がAからEの間があいているのでこの他にもラベルがあると思いますが現在発見できたのはこれだけです。また、プロモも他のシングルは2種類以上あるので他にもあると思います。この曲は何といってもチャーリーのドラムスが勢いがありますね!キースのコードのカッティングとブライアンのメロディーを奏でるギターの絡みもいいです。その演奏をバックに歌うミックの早口のヴォーカルも最高です!キースはこの曲のアンドリューのプロデュースが気に入らなかったそうですが、どこが気に入らなかったのかは不明です。B面の「I'm Free」は途中でリズムが怪しくなる個所がありますがそのまま発売してしまうあたりがストーンズらしいですね!両面共快進撃を続ける時期の名曲だと思います。