ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ USA盤 TUMBLING DICE②レギュラー盤 いろいろ!!

前回に引き続きUSA盤シングル「Tumbling Dice/Sweet Black Angel」です。1972年4月17日に発売され、規格番号はRS 19103です。プロモ盤は「Tumbling Dice」のモノ、ステレオが収録されていましたが、レギュラー盤はB面に「Sweet Black Angel」が収録されています。また、このシングル盤は「Tumbling Dice」はモノラル(一部のレコードはステレオ)、「Sweet Black Angel」はステレオで収録されています。レコードはベロのカンパニースリーブに入っています。さて、前回のブログでdiceさんから面白いご指摘を頂きました。ラベルにあるサイコロですが、左側は普通1を頭にすると6は底になくてはならないのにここではすぐ横にあり、右側は頭が1で5を南側にすると3は西側に来なくてはいけないのに東側に3があり、サイコロの目の位置がメチャクチャという事でした。よく見ると本物のサイコロと目の位置が全く違いますね。これは今まで全く気が付きませんでした。また、今までどこかで話題になったこともなかったですよね!diceさん、ありがとうございました!!

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ラベルです。ここではマトの枝番の数字が若いものから挙げようと思いましたが、ラベルの文字の配置等を見比べるためにプレス工場毎に取り上げます。最初はSPです。これはペンシルベニア州のSpecialty recordsです。すべてのラベルの上部にダイスのデザインが書かれています。左側にベロマーク、マトリクス、MONOがあります。右側にSIDE ONE、規格番号のRS-19103、タイム表記があります。リムはDIST BY~で始まる旧住所のものです。マトリクスは手書きでRS-24176-2/ST-RS-24179-1です。両面にROLLING STONES RECORDSとATがあります。 

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プレス工場コードは上と同じSPです。リムがROLLING STONES RECORDS~から始まるものとなっています。リム以外は上のラベルと全く同じです。マトリクスも上と同じでRS-24176-2/ST-RS-24179-1です。両面にROLLING STONES RECORDSとATがあります。 

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プレス工場コードはSPです。上のラベルにあったSIDE ONEがなくなり、リムが新住所になっています。その他の文字の配置は全く同じです。このラベルはMONOとありますが、実際はステレオ・ヴァージョンが収録されています。マトリクスは手書きでST-RS-24176-1/ST-RS-24179-1です。両面にROLLING STONES RECORDS、SP、ATがあります。A面のマトの頭にSTが入りステレオ用のものとなっています。

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プレス工場コードはSPです。上のラベルと文字の配置は同じですが、リムは新住所で途中にワーナーのWのロゴが入っている70年代後半のラベルです。このラベルにもMONOとありますが、実際はステレオ・ヴァージョンが収録されています。マトリクスは上と同じでST-RS-24176-1/ST-RS-24179-1です。両面にROLLING STONES RECORDS、SP、ATがあります。SPプレスのものはB面の枝番が最後まで1のままでした。

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ここからプレス工場がPLのレコードです。これはテネシー州のPlastic Productsのことです。左側にベロマークがあります。右側にMONO、規格番号、面表記、タイム表記がまとまっています。リムは旧住所です。マトリクスは手書きでRS-24176-5/ST-RS-24179-3です。両面にROLLING STONES RECORDS、PR、ATがあります。

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プレス工場コードはPLです。文字の配置は上のラベルと全く同じですが、リムがROLLING STONES RECORDS~から始まるものとなっています。マトリクスは手書きでRS-24176-4/ST-RS-24179-4です。両面にROLLING STONES RECORDS、PR、ATがあります。

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プレス工場がMOです。これはカリフォルニア州のMonarch recordsのことです。左側にベロマークがあります。右側にMONO、規格番号、面表記、タイム表記などがあります。MONOの文字が大きいのが特徴です。リムは旧住所です。マトリクスは手書きでRS-24176-6  △88100/ST-RS-24179-6  △88101です。両面にROLLING STONES RECORDSとATがあります。

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「Tumbling Dice」は最初はモノラルでしたが、70年代後半と思われるプレスになるとステレオで収録されています。ただ、ラベルにMONO表記が残ったままというのが適当な感じがしますね。この曲は当初は「Goodtime Woman」という曲で演奏も歌詞も違うものでした。『メインストリート』のセッションの時に再び取り上げられ、キースのオープン・チューニングの5弦ギターを軸にした独特のグルーヴを持った曲に生まれ変わりました。ベースはミック・テイラー、ドラムスはジミー・ミラー(とチャーリー・ワッツ?)という変則的な演奏です。ギターソロを含む何本か聞こえるギターはおそらくキースだと思いますが、『メインストリート』は誰が何の楽器を担当しているのか、ホントにクレジット通りなのかよく分からないのがこの時のセッションらしいですよね!独特なイントロから始まって、ミックのヴォーカル、効果的な女性コーラス、そしてバックのいかにもストーンズといったルーズな演奏で、72年ツアー以来ライヴでも欠かしたことがないストーンズを代表する名曲だと思います。