ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ オランダ編集盤 THE STONES "LIVE"!!

ローリング・ストーンズのオランダ盤『THE STONES "LIVE"』です。1982年に発売され、規格番号は6399 372です。オランダ独自の編集盤でA面に『GOT LIVE IF YOU WANT IT』の疑似ライヴ2曲を抜かした9曲、B面に『GET YER YA-YA'S OUT』のダイジェスト6曲を収録したライヴ・アルバムです。さすがに片面に『GET YER YA-YA'S OUT』全曲は無理でしょうが時間内に収めるために「Sympathy For The Devil」のエデイット・ヴァージョンもありなかなか面白い内容です。ジャケットは73年ツアー時のミックが観客に向かって水を撒いている写真が使われています。大きくてカラフルなタイトル文字が使われていて結構派手なデザインです。

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このアルバムには付録にミックのポスターが付けられていますが、ジャケットにその告知があります。

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裏ジャケです。こちらは文字だけですが、カラフルなタイトル文字と、右下の広告のオランダ編集盤の『STONES STORY』の色違い3枚が載っているので結構派手な感じですね!

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右上に規格番号とDECCAのロゴがあります。

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曲目の部分です。B面の『GET YER YA-YA'S OUT』はダイジェスト版になっていますが、なかなか面白い選曲です。

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左下にジャケットの写真を撮影したGijsbert Hanekrootという人の名前とPrinted in The Netherlandsがあります。

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右下にジャケットをデザインしたTon Friesenという人のクレジットがあります。

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付録のポスターです。LPのジャケット6枚分の結構大きなものです。裏側は何も印刷されていません。

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ラベルです。オランダ・デッカの枠のあるラベルです。このラベルは細かい違いを除けば65年からずっとこのデザインで、枠の中にSTEREO、回転数、規格番号、面表記があるので便利ですよね。THE ROLLING STONESの下に小さくLiveとあります。曲目は左揃いで、タイトル、作者の順です。しかし、片面に9曲も詰め込むとは圧巻ですね!マトリクスは機械打ちで6399 372  1Y2  Ⓟ1966  670 1 12/6399 372  2Y2  670 1 13です。

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B面のラベルです。

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このアルバムはライヴを無理やり詰め込んであるので曲間がオリジナル盤と違った部分があります。A面の『GOT LIVE IF YOU WANT IT』は4曲目の「Not Fade Away」が終わると間髪を入れずに「The Last Time」のイントロへ入ります。これは「The Last Time」のイントロの前にある「Satisfaction」のリフはカットされているのでオリジナル盤より自然な編集です。「Time Is On My Side」が終わってすぐにイントロがカットされた「Have You Seen Your Mother~」が始まります。この曲が終わった後すぐに「Satisfaction」のイントロが始まるので曲が始まる前のテープを繋げたような不自然な始まり方がなく自然につながっています。この編集は結構いいですね~。もし将来『GOT LIVE~』のステレオ盤がCD化されるとしたら疑似ライヴを除いてこの編集で出したらと思えるほど曲間が自然につながっています。B面の『GET YER YA-YA'S OUT』はイントロのアナウンスがなく「Jumpin' Jack Flash」のイントロから始まります。その後のミックのMCから「Carol」が始まると思いきや「Love In Vain」が始まります。「Love In Vain」の後は「Sympathy For The Devil」の曲前の観客の「Paint It Black~」の声の部分をカットしてすぐに演奏が始まります。ミックが3コーラス目を歌い終わった後でいきなりテイラーのソロへ飛んでしまうエデイット・ヴァージョンとなっています。これはこのアルバムでしか聞けません。その後は間髪を入れず「Little Queeie」が始まり、それ以降はオリジナル盤と同じです。オランダ盤はシングルでも「Sympathy For The Devil」のメチャクチャなエデイットがありますが、ここでもキースのソロをカットしてしまうとは…。オランダ盤で音はすごくいいですし、A面の自然な流れといい、「Sympathy For The Devil」のエデイット・ヴァージョンといい、ライヴをこれでもかと詰め込んでいるので結構面白いアルバムになっています!