ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ オーストラリア盤 BIG HITS いろいろ!!

ローリング・ストーンズのオーストラリア盤『BIG HITS』です。オーストラリアでは1966年12月に発売され、規格番号はモノラルがTXL 101、ステレオはTXS 101です。モノラルはいつ頃まで販売されていたのかは不明ですがオーストラリアでは70年1月の『LET IT BLEED』までモノラルが発売されていたのでこのアルバムもその頃まで生産されていたのではと思います。配給元はオーストラリアEMIです。オーストラリアでは当初イギリスからジャケットを輸入して、自国プレスのレコードを入れて販売していました。UK盤と全く同じ仕様のジャケットなのでここでは中のブックレットを省略して、ジャケットの表裏のみを載せておきます。

裏ジャケです。60年代後半に発売されたモノラル、ステレオを判別する穴あきではなく初回盤のMONO、STEREOが背にあるタイプのジャケットです。中の写真集にPrinted in Englandのクレジットがあります。

ステレオの方はモノラル用のジャケットにSTEREOのシールが貼られています。

ラベルです。こちらはモノラルの黒ラベルです。上部にDECCAのロゴがあります。その下にLONG PLAYINGとffrrの耳のマークがあります。左側にSAMPLE RECORDのシールが貼ってありますが、この部分は回転数が書かれています。(次のB面のラベルの写真を参照してください)その下に出版社のクレジットがあります。右側に規格番号とマトがあります。面表記は左下と右下の両方にあります。曲目は中央揃いになっています。リムにMADE BY E.M.I. (AUSTRALIA) LIMITED. SYDNEY. N.S.W.とあります。下部にアレンジとプロデューサーのクレジットがあります。マトリクスは機械打ちでXARL-7503-1A/XARL-7504-3Aです。

B面のラベルです。A面のサンプル・シールが貼ってあったところはLONG PLAYINGと33 RPMがあります。

ステレオのラベルです。上部にffssとデッカのロゴがあります。中央にFULL FREQUENCY STEREOPHONIC SOUNDがあります。その下に出版社のクレジットと、右側に回転数、規格番号、マトがあります。モノラル同様面表記は左側と右側の2ヶ所にあります。曲目は中央揃いです。その下にアレンジとプロデューサーのクレジットがあります。マトにMade in Australia By E.M.I.~のクレジットがあります。マトリクスは機械打ちでXZAL-7503-3W/XZAL-7504-3Wです。

B面のラベルです。

UK盤のジャケットを輸入して販売されていたのは1年位だったそうです。その後のオーストラリア製のジャケットはステレオのみ作られています。そう考えるとUK盤ジャケットを使っていたモノラル盤は1年位で製造が終了したとも考えられます。ここからはオーストラリア製のジャケットです。表側は上部タイトルの右下にSTEREOの文字が追加されています。ジャケットは初期型は表裏コーティングされていますが、後期型は表側だけしかコーティングされていません。

右上のSTEREOの部分です。表側からはこの部分でしかオーストラリア盤と判別できません。中の写真集はなくシングル・ジャケになっています。

裏ジャケです。UK盤と違いタイトル、曲目の部分は写真の上に印刷したものではなくなっています。また、下に各クレジットがまとめて書かれています。このデザインはオーストラリア独自のものですね!下部中央にDECCAのロゴがあります。

裏ジャケ左下に回転数とオーストラリアEMIの住所が書かれています。

右下にこのレコードの取り扱いの注意書きが書かれています。

A面の曲目です。オーストラリアではUK盤と同じ内容です。

B面の曲目です。

ステレオのセカンド・ラベルです。オリジナルのラベルで左側にあった出版社のクレジットが曲名の最後に移動したのでスッキリした感じとなっています。出版社のクレジットがなくなったので左側に回転数とマトが、右側に規格番号があります。面表記は2ヶ所にあります。曲目は中央揃いとなっています。リムはオリジナル盤と全く同じです。マトリクスは機械打ちでXZAL-7503-3W/XZAL-7504-3Wです。このレコードはオーストラリア製の両面コーティングのジャケットに入っていました。

B面のラベルです。

73年から80年代に使われていたボックストデッカのラベルです。中央のステレオのラインは控えめになっています。その分オープンデッカのラベルと比べると中央が空白でシンプルな感じがします。ラベルの下半分とリムは上のラベルと全く同じです。マトリクスは機械打ちでXZAL-7503-3W/XZAL-7504-3Wです。このレコードはオーストラリア製の表側だけコーティングされているジャケットに入っていました。

B面のラベルです。

オーストラリア盤はUK盤と同じ音圧、音質でいい音が聴けます。また、ジャケットですが『BIG HITS』と『サタニック』は特殊ジャケのせいか最初にUK盤のジャケットを使って発売されていた国が多いですね。オーストラリア製のジャケットになってからはシングルジャケになってしまい、中の写真集も無くなってしまったのが残念ですが、裏ジャケは写真と曲目が部分が分かれているオーストラリア独自のものです。ジャケットも表裏コーティングされており、写真もきれいな印刷となっています。この時代はやっぱりLPは高価なものなのでジャケットなどもしっかりとした造りになっているのを感じます。

(画像について)

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