ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ シンガポール/マレーシア盤 29 GREATEST HITS!!

ローリング・ストーンズシンガポール盤『29 GREATEST HITS』です。1977年に発売され、規格番号はDXL2-3042です。タイトルを見て「えっ?」と思われた方がいらっしゃると思います。各国では『30 GREATEST HITS』で30曲入りでしたが、シンガポールでは29曲しか入っていなくタイトルも『29 GREATEST HITS』となっています。欠落している曲は「Get Off Of My Cloud」で、なんで収録されなかったのは不明です。シンガポールでのアブコの販売元はCosdel (Singapore) Pte. Ltd.という会社です。ジャケットは各国盤と同じデザインでタイトルの30のところが29となっています。また、このアルバムはシンガポールでプレスされ発売されましたが、ジャケットはシンガポール盤と共通で、レコードのプレスがマレーシアのものも存在するので今回は両方取り上げます。

タイトルの29 GREATEST~の部分です。なんか中途半端な感じは否めないですよね。

右上に規格番号とアブコのロゴがあります。

裏ジャケです。各国盤と同じデザインです。

左下の部分です。プロデューサーのアンドリュー・ルーグ・オールダム著作権を持っているABKCO RECORDSのクレジットがあります。その下に製造元のLife Records、販売元のCosdel (Singapore) Pte. Ltd.とライセンスを所持しているアメリカのRCAレコードのクレジットがあります。

右下の部分です。60年代はプロデューサーがアンドリュー・ルーグ・オールダムストーンズ自身、ジミー・ミラーと変わるので3者のクレジットとこのアルバムの編集を担当したAl Stecklerとジャケ・デザインのGordon J. Fisherのクレジットがあります。

A面の曲目です。このアルバムは元々アメリカのアブコで制作されましたが、「Not Fade Away」で始まるところがいかにもアメリカ主体といった感じですね。その後もアメリカでのシングルの発売順に並んでいます。

B面の曲目です。通常の各国盤(右)と並べてみました。「Get Off Of My Cloud」が入っていないのが分かります。

C面の曲目です。

D面の曲目です。「Wild Horses」と「Brown Sugar」はローリング・ストーンズ・レコードになってからの曲ですが、デッカ(アブコ)に在籍時に録音したという理由でここに収録されています。

ラベルです。アブコの青ラベルです。上部にアブコのロゴとその下にタイトルとグループ名があります。左側に規格番号、右側に面表記があります。曲目は左揃いでタイトル、作者、タイム表記の順に書かれています。一番下にプロデューサー・クレジットとアブコの著作権表記があります。リムに販売元のCosdel (Singapore) Pte. Ltd.のクレジットがあります。マトリクスは機械打ちでDXL 2-3042-A  U246△/DXL 2-3042-B  U247△/DXL 2-3042-C  U248△/DXL 2-3042-D  U249△です。

B面のラベルです。

C面のラべルです。

D面のラベルです。

上のラベルと文字の配置は同じですがラベルの一番下にMade in Malaysiaがあります。マレーシア・プレスですがリムに販売元のCosdel (Singapore) Pte. Ltd.のクレジットがあります。マトリクスは機械打ちでDXL 2-3042-A  U246△/DXL 2-3042-B  U247△/DXL 2-3042-C  U248△/DXL 2-3042-D  U249△です。これはシンガポール・プレストと同じマトです。

B面のラベルです。

C面のラベルです。

D面のラベルです。

一部の資料では欠落されているのは「Let's Spend The Night Together」と書かれていますが、実際は「Get Off Of My Cloud」が欠落しています。「Let's Spend~」だったら歌詞の問題で引っかかって収録されなかったというのが分かりますが、「Get Off Of My Cloud」は何でカットされたのか分かりませんよね!先にも書きましたがこのアルバムはアブコで編集されたので曲目もアメリカでのシングル曲が順番に並んでいます。こうして2枚を続けて聴いていくといかに60年代のストーンズって時代に合わせたサウンドを作り、次々と名曲を連発していたことが分かりますね!