ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ローリング・ストーンズのオリジナル盤、各国盤や珍しいレコードを紹介しています。

ローリング・ストーンズ USA盤 METAMORPHOSIS いろいろ!!

ローリング・ストーンズのUSA盤『METAMORPHOSIS』です。1975年6月6日に発売され、規格番号はANA-1です。イギリスではデッカからの発売でしたが、アメリカではロンドンではなく遂にアブコからの発売となってしまいました。UK盤から「Some Things Just Stick In Your Mind」と「We're Wasting Time」の2曲をカットした14曲仕様となっています。他国では殆どがUK仕様で発売され、このUSA仕様で発売された国は他にはカナダとコロンビアがあります。ジャケットは各国盤同様ストーンズのイラストで、ブライアンとテイラーも一緒に書かれています。クレジットはタイトルだけで、グループ名や規格番号等はありません。

f:id:jukeboy:20200505221141j:plain

一部の盤にはシュリンクの上からステッカーが貼られています。セカンド・シングルの「Out Of Time」の紹介が書かれているので75年10月以降のものと思われます。

f:id:jukeboy:20200505221322j:plain

裏ジャケです。こちらも各国共通です。

f:id:jukeboy:20200505221545j:plain

右上に規格番号のANA 1があります。

f:id:jukeboy:20200505221758j:plain

右下にABKCOのロゴがあります。

f:id:jukeboy:20200505221839j:plain

下部左下に著作権表示 ©1975 Abkco Records, Inc. のクレジットがあります。

f:id:jukeboy:20200505225524j:plain

下部中央にDistributed by LONDON Records, Inc.とLitho in U.S.A.のクレジットがあります。

f:id:jukeboy:20200505221942j:plain

参加者クレジットのジャック・ニッチェのクレジットがNitzcheとなっていますが、正しくはNitzscheと真ん中にsが入ります。これはこのアルバムの各国盤でも全部間違っていますね。

f:id:jukeboy:20200505222312j:plain

曲目の部分の「Don't Lie To Me」の作者がJagger/Richardsとミスっています。正しくはHudson Whittakerで、タンパ・レッドの本名といった方が分かりやすいですね。曲名もタンパ・レッドの方は「Don't You Lie To Me」です。

f:id:jukeboy:20200505222731j:plain

B面1曲目の「I Don't Know Why」の作者がシングル同様にJagger/Richards/Taylorとミスっています。正しくはStevie Wonder/Don Hunter/Paul Riser/Lula Hardawayの4人です。裏ジャケの曲目を見ると全曲オリジナルのようになってしまいますが、こうも間違えているとアラン・クレインはJagger/Richardsの印税のためにわざと間違えたのでは、と疑ってしまいます。ジャケットでこの部分を間違っているのはアメリカの他にカナダとコロンビアがあり、イギリスや日本など殆どの国ではこの部分は間違っていません。

f:id:jukeboy:20200505223338j:plain

インナーです。USA盤は専用のインナーが使われていてこのアルバムのジャケットをデザインしたアイロンプロントが貰える広告になっています。

f:id:jukeboy:20200505223638j:plain

裏側です。裏ジャケと同じ木のイラストが使われています。センターの穴に当たる部分がアイロンプロントの申し込み用紙となっていて切り取れるようになっています。何回かこのアルバムを買いましたがこの部分が切り取られたインナーを見た事が無いので、アイロンプロントを買った人はあまりいなかったのかも知れませんね(笑)。

f:id:jukeboy:20200505223733j:plain

ラベルです。青のアブコ・ラベルが使われています。ラベル上部にABKCOのロゴがあります。A面の「Don't Lie To Me」は全てのラベルでJagger/Richardsと誤記されています。B面の「I Don't Know Why」は一部の盤でJagger/Richards/Taylorとなっていますが殆どの盤がWonder/Hunter/Riser/Hardawayと修正されています。最初に間違えている盤をまとめて挙げていきます。また、間違っている盤はB面の写真も載せておきます。

左側にANA-1とマトが、右側にSide 1とSTEREOがあります。マトの最後のPHはプレス工場でインディアナ州のPRC (以前のPhilips) Recording Corp.の事です。タイトルは中より上にあります。曲目は左揃いです。「I Don't Know Why」の作者はJagger/Richards/Taylorです。マトリクスは手書きでANA-1A-2 1=1/ANA-1B-1-1-1です。これ以降マトは全て手書きです。

f:id:jukeboy:20200506134337j:plain

B面のラベルです。「I Don't Know Why」の作者が間違っています。

f:id:jukeboy:20200506134456j:plain

左側にANA-1が、右側にSIDE ONEがあります。マトは下部にあります。ALはペンシルバニア州のAllentown Record Co.です。タイトルは中央より上にあります。曲目は左揃いです。このラベルはSTEREO表記がありません。B面の「I Don't Know Why」の作者クレジットはJagger/Richrds/Taylorと間違っています。マトリクスはANA-1A-X PP/ANA-1B-X PPです。

f:id:jukeboy:20200506135057j:plain

左側にANA-1が、右側にSTEREOとSIDE ONEがあります。マトは下部にあります。THはインディアナ州のColumbia, Terre Hauteの事です。タイトルは中央より上にあります。曲目は左揃いになっています。マトリクスはT1  ANA-1A  ANA 1-A-1/T1  ANA 1B  ANA 1-B-2です。他にT1  ANA 1A  ANA 1-A-3/T1  ANA 1B  ANA 1-B-1 を確認しました。このラベル以降「I Don't Know Why」のクレジットはWonder/Hunter/Riser/Hardawayと正確になっています。

f:id:jukeboy:20200506140155j:plain

B面のラベルです。「I Don't Know Why」がWonder/Hunter/Riser/Hardawayと修正されています。これ以降は全て正確にクレジットされているのでB面のラベルは省略します。

f:id:jukeboy:20200506142749j:plain

左側にANA-1が、右側にSTEREOとSIDE ONEがあります。マトは下部にあります。Wはカリフォルニア州のH.V. Waddellの事です。タイトルは中央より上にあります。曲目は中央揃いになっています。マトリクスはANA-1A ③W/ANA-1B ②Wです。

f:id:jukeboy:20200506143637j:plain

濃いブルーのラベルです。左側にANA-1とSIDE 1が、右側に回転数とSTEREOがあります。このレコードで回転数の表記は珍しいです。マトは下部にあります。BWはニュー・ジャージー州のBestway Products,Inc.の事です。タイトルは中央より下にあります。曲目は中央揃いになっています。マトリクスはANA-1A BEST ① 5-21-75/ANA-1B BEST ① 5-21-75です。両面に5-21-75と日付が入っています。

f:id:jukeboy:20200506144402j:plain

上と同じ文字の配置ですが文字の色が青です。このアルバムで青い文字は珍しいです。上と同じBestway Products,Inc.製です。タイトルは中央より下にあります。曲目は中央揃いになっています。マトリクスはANA-1A BEST ③ 5-21-75/ANA-1B BEST ① 5-21-75です。A面の③は上のラベルのマトの①を消して修正されています。

f:id:jukeboy:20200506144713j:plain

左側にANA-1とSTEREOが、右側にSIDE ONEとマトがあります。マトのPはニュー・ジャージー州のColumbia, Pitmanの事です。タイトルは中央より上にあります。曲目は左揃いになっています。マトリクスはANA-1A X/ANA-1B Xです。

f:id:jukeboy:20200506145308j:plain

左側にSTEREOとSIDE ONEが、右側にANA-1とマトがあります。このレコードはプレス工場が不明です。タイトルは中央より上にあります。曲目は左揃いになっています。マトリクスはANA-1-A/ANA-1-B-2です。

f:id:jukeboy:20200506145614j:plain

このレコードは意外とラベル違いが多く、この時代になってもいろいろな工場でプレスされている事が驚きです。A面は主にアンドリュー・オールダム・オーケストラ用の演奏や他の人に提供した曲のデモ収録されており、ミックだけとか、一部のメンバーしか参加していない曲も含まれます。UK盤の時にも書きましたがこれらの曲を提供されたアーティストのヴァージョンを聞くと結構いい曲だったんだ、と再発見します!B面はストーンズ本体の演奏で、60年代後半の各アルバムから漏れた曲が収録されていますがこれが意外と完成度が高くいい演奏を聞かせてくれます。当時未発表曲が聞けるという事で期待して買ったアルバムで、A面のジャガー・リチャーズの初期作品など今改めて聞くと結構ポップス調の曲もあり新鮮な気がしますね!