ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ ドイツ盤EP① THE ROLLING STONES いろいろ!!

ローリング・ストーンズのドイツでの最初のEP『THE ROLLING STONES』です。1964年8月に発売され、規格番号はDX 2323です。内容は4曲中3曲がUK盤EPと同じでUK盤の「Money」に変わりここでは「Good Times, Bad Times」が収録されています。ドイツのデッカからは全部で5枚のEPが発売されており、ジャケットはドイツ盤のLPのような柔らかい紙質で高級感のある作りになっています。コーティングはありません。このファーストEPは発売時期によってジャケットやラベル違いがありますので順番に紹介しようと思います。ジャケット表側はファースト・アルバムと同じです。

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ドイツ盤はジャケットの写真の白枠の部分に何もクレジットが無く、ドイツ盤のファーストLPをそのまま縮小したみたいで並べるとかわいいですね。

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裏ジャケです。曲目と、その下に当時のドイツでのストーンズのカタログが載っています。この時はまだシングル3枚、アルバム1枚だけしか発売されていなかったんですね!

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曲目の部分です。先にも書きましたが、UK盤と違いA面2曲目が「Good Times, Bad Times」が収録されています。これはドイツでのデビュー・シングル「I Wanna Be Your Man」のB面に「Money」が収録されていたのでその代わりにこの曲を収録したと思います。面表示はSeite 1、Seite 2です。

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裏ジャケは2種類あります。上部にある規格番号の下に逆三角形に45とHi-Fiのロゴがあるのが初期型です。無いのが後期型です。65年3月に発売された3枚目のEP『HEART OF STONE』以降はHi-Fiのクレジットが無いのでその頃までには変わったと思います。

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左上にも同じクレジットがあります。

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裏ジャケ左下にドイツでの配給元のFullschriftがあります。

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右下にThe Rolling Stonesがあります。

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Hi-Fiのクレジットが無いジャケットの方は下部中央に小さくPrinted in Germanyのクレジットがあります。Hi-Fiのクレジットがある方はこのクレジットはありません。

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インナーです。ドイツ盤のアルバムと同じデザインです。EP盤にまでここまで丁寧に作られているとは当時のドイツではレコードを高級品として扱っていたような気がします。

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インナーの反対側です。

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ラベルです。楕円形のゴールドにDECCAの文字が抜いてあるロゴが使われたオリジナルのラベルです。DECCAのロゴの下に配給元のFULLSCHRIFTのクレジットがあります。右側に規格番号のDX 2323と、面表示Selte 1があります。左側にGEMAとその下にマトがあります。レコードの回転数は45回転です。マトリクスは機械打ちで45-D9/10713-Ⅰ  X U//45-D9/10714-Ⅰ  X Uです。途中にスラッシュがあるのでAB面の境は//です。両面にMunufactured in Germanyの刻印があります。

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B面のラベルです。

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こちらは64年の終わり頃から使われているDECCAの文字がゴールドとなっているラベルです。ロゴ以外の文字の配置は上のラベルと全く同じです。マトリクスは上と同じで45-D9/10713-Ⅰ X U//45-D9/10714-Ⅰ X Uです。AB面の境は//です。両面にMunufactured in Germanyの刻印があります。

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B面のラベルです。

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DECCAのロゴや文字の配置は2番目のラベルと同じですが、面表示の1の文字が大きくなっています。65年3月発売の3枚目のEP『HEART OF STONE』以降のラベルではこの1が大きい文字だけなので64年12月~65年3月の間にこのラベルに変わったと思います。マトリクスは同じく45-D9/10713-Ⅰ X U//45-D9/10714-Ⅰ X Uです。AB面の境は//です。両面にMunufactured in Germanyの刻印があります。

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B面のラベルです。

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ドイツ盤の4曲入りEPはフランスやオランダのEPなどと比べるとあまり見かけないのでプレスされた数が少なかったような気がします。最初にも書きましたがLPと同じような柔らかい紙質で作られており、専用のインナーも付いていてなんだか高級感がありますね!荒々しいUK盤と比べるとマイルドではっきりとした音が聞けます。「Good Times, Bad Times」の12弦ギターの音もキレイに響いています。こういう音の良さはさすがにドイツ盤といった感じですよね!次回はドイツでの2枚目のEPでタイトルに無理がある『FIVE BY FIVE』を紹介します。