ローリング・ストーンズのマレーシア盤『GOATS HEAD SOUP』です。写真のように独自のジャケットが使われています。このレコードは以前Diff.カヴァーの時にチョコッと紹介しましたが、今回はジャケットの細部と、ラベルも紹介します。正確な発売日は分かりませんが、73年よりもっと後だとされる資料もあります。規格番号はCOC 59101です。このマレーシア盤は各国のレコードに付けられていたスープの写真のシートがそのままジャケット表側に使われています。ジャケットは表裏艶のある造りです。他国のような見開きではなくシングル・ジャケットです。
右上にベロマークがあります。
右下に規格番号のCOC 59101があります。
左下にThe Rolling Stonesとあります。
裏ジャケです。こちらは他国と同じくキースの写真です。上部に曲目とキーボードの担当者のクレジットがあります。見開きジャケではないので中にいたビル、テイラー、チャーリーの3人は何処にもいなくて、表のミックは山羊に代わってしまったのでメンバーはキースしかいない面白いジャケットになってしまいましたね(笑)。
左上に規格番号のCOC 59101があります。
右下にベロマークがあります。
曲目の部分です。こちらはA面の曲目になります。UK盤などにあったように曲名の後にキーボードの担当者のクレジットがあります。
B面の曲目です。
ラベルです。一瞬ドイツ盤のラベル?かと思ってしまいましたが、微妙に違います。ドイツ盤ではカラーだったベロマークが白黒となっています。また、ドイツ盤にあった曲目の下の作者やプロデューサー・クレジットがありません。上部にグループ名とタイトル、ベロマークがあります。左側にSTEREO、右側にSIDE 1があります。マトリクスは手書きでCOC 59101 A/COC 59101 Bです。
B面のラベルです。
ジャケ表側に山羊のスープの写真、裏ジャケでキーボードのクレジットがあるので、このレコードには他国にあったシートや専用のインナーは付いていません。いやしかし、シートの山羊のスープの写真をタイトル通りにジャケットの表側に使ってしまうなんてすごい発想ですよね!音はUK盤と同じ音圧、音質でプレスもしっかりとしていて東南アジア製としては意外と音がいいです。まあ、このアルバムは元々UK、USAでもそんなにいい音ではありませんが、このタイトルに限ってはハッキリしたいい音よりもごちゃまぜのどろどろした音の方が雰囲気があっていいのかも知れませんね!2ヶ月後に発売されるデラックス・エディションのユニバーサル独自の限定版でもこの山羊の頭のスープの写真がジャケット表側に使われているようなのでそちらも楽しみです。