ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ローリング・ストーンズのオリジナル盤、各国盤や珍しいレコードを紹介しています。

ローリング・ストーンズ メキシコ盤 PINTALO DE NEGRO いろいろ!!

ローリング・ストーンズのメキシコ盤『PINTALO DE NEGRO (PAINT IT BLACK)』です。1966年に発売され、規格番号は1187です。メキシコでの配給元はPeerlessという会社です。アルバムでいうと『OUT OF OUR HEADS』と『AFTERMATH』の間に位置しているメキシコ独自の編集盤です。ジャケットは黒地にメンバーの白黒写真のもので、USA盤のように厚紙のジャケットです。なお、モノラルとステレオがありますがジャケットにはMONO、STEREOのクレジットが無く番号も1187としか書かれていないので中のレコードを見るまでモノラルかステレオかは判断出来ません。ジャケットがモノ、ステレオ共通だったアルゼンチンやニュージーランドではシールドやジャケットにSTEREOのステッカーが貼ってありましたが、メキシコでは当時どういった感じで売られていたのか不明です。

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表側にスペイン語でタイトルが書かれています。

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右上に販売元のPeerlesのロゴと規格番号があります。他のメキシコ盤の流れから判断して上が初期型、下が後期型だと思います。

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左上の部分です。後期型の方はここにLONDONのロゴがあります。

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左下の部分です。初期型はここにLONDONのロゴがあります。

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裏ジャケです。上部に大きくグループ名とタイトルがあります。中央に曲目、その下にスペイン語で書かれた解説があります。

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右上の部分です。表側同様上は初期型で下が後期型のロゴです。

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左上の部分です。後期型はここにLONDONのロゴがあります。

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左下の部分です。右側は後期型でデッカからライセンスを取ったという記述があります。

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下部中央の部分です。初期型はこの部分にLONDONのロゴがあります。両方のジャケにIMPRESO EN MEXICOとPRENSADA EN MEXICOがあります。 スペイン語で「メキシコで印刷」という意味です。

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A面の曲目です。英語の下にスペイン語表記があります。当時の新曲「Paint It Black」から始まり、シングル曲の中に「Congratulations」が含まれています。面表記はLADO Aです。

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B面の曲目です。こちらは「Susie Q」「Surprise, Surprise」や「Around And Around」などアルバムに入っている曲が多数収録されています。なんでアルバム曲が含まれていると思い調べたらメキシコでは『12X5』が発売されておらず、A面の「Congratulations」と共にここに収録となったと思います。「Surprise, Surprise」はメキシコでは『NOW』と『ENGLAND'S GREATEST HIT MAKERS』というオムニバス・アルバムに収録されていました。 

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ラベルです。65年から69年まで使われていたモノラル盤の赤ラベルです。上部にffrrの耳のマークとLONDONのロゴがあります。左側に回転数と©1966があります。右側に規格番号がありますがモノラルを表すのか頭にMが付いてM-1187Aとなっています。マトリクスは手書きでLD-1187-M-A/LD-1187-M-Bです。

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B面のラベルです。

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66年から72年まで使われていたステレオ用の青ラベルです。上部にffssとLONDONのロゴがあります。中央にFULL FREQUENCY STEREOPHONIC SOUNDとあります。規格番号はMがなくただの1187Aとなっています。曲目の部分は赤いラベルと同じです。マトリクスは手書きでLDS-1187-A  M2/LDS-1187-B  M3です。モノラルと同じ初期型のジャケットに入っていました。と、ここまではステレオとして書いてきましたがこれはステレオでも疑似ステでもなくモノラルです。マトがモノラルのLDに対してLDSとSが付いているので不思議なんですが以前紹介したメキシコ盤の『サタニック』もそうだったようにラベルだけステレオです。

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B面のラベルです。

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72年から78年まで使われていたステレオ用のラベルです。上半分はLONDONのロゴしかなくシンプルなラベルです。曲目の部分は上の2枚と同じです。マトリクスは手書きでLDS-1187-A  FM 26-OCT-77 Ⅱ/LDS-1187-B  FM 26-OCT-77 Ⅱです。両面に77年10月26日の日付がありますので、このレコードは70年代後半に出た事が分かります。このラベルはステレオ用なのですが結局こちらもモノラルです。マトのLDSというのはなんなんでしょう?このレコードは後期型のジャケットに入っていました。

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B面のラベルです。

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音はこもっていて良くありません。たとえば「Lady Jane」は間奏からハープシコードが加わりますが、ここでは良く聞こえないといった状態です。そしてラベルの時にも書いたようにモノラル、ステレオとありますが、全部モノラルのまやかし盤です。当時聞いたメキシコの人からステレオじゃないぞ、と文句が出なかったんでしょうか?ラベルにSTEREOPHONICと書いてあるのに適当ですよね!メキシコ盤は他のタイトルでもSTEREOと書かれているのに実際はモノラルなので要注意です。まあ、ジャケットは独自でカッコいいし、内容も当時のメキシコで未発売だった『12X5』からの曲やシングル曲を一気に聴ける便利なアルバムだったと思います。