ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ フランス盤 BROWN SUGAR いろいろ!!

ローリング・ストーンズのフランス・シングル盤「Brown Sugar/Bitch/Let It Rock」です。1971年4月に発売され、規格番号はRS 19100です。ローリング・ストーンズ・レコードのWEA時代のフランスでの配給元はKENNY FILIPACCHI MUSICという会社です。フランス盤はUK盤同様「Let It Rock」を加えた3曲入りとなっています。3曲共モノラルで「Brown Sugar」は「オーライ!」で終わります。ジャケットはUK盤と同じデザインです。

裏ジャケです。こちらもUK盤と同じデザインです。左右フリップバック仕様となっています。

左上に多分価格コード(?)があります。

上部レコード取り出し口の部分に規格番号のRS 19100があります。

右上にベロマークがあります。ベロマークの普通は白の部分が色が抜けていて下のジーンズが見える仕様となっています。これはUK盤と同じですよね。

左下に縦書きでMADE IN FRANCEがあります。

下部中央です。この部分はUK盤と同じです。「Brown Sugar」と「Bitch」はアルバム『STICKY FINGERS』からと「Let It Bleed」のライヴの日付が書いてあります。

一部のシングルにはフランスの配給元のDISTRIBUTION KENNY FILIPACCHI MUSIC SAのシールが貼られたものもあります。これは上の写真を見ても分るようにクレジットがイギリスのKinney Recordとなっているために修正の意味で貼られたと思います。

ラベルです。最初はレギュラー盤のイエロー・ラベルです。上部にグループ名とベロマークがあります。左側に面表記とB.I.E.Mが、右側に回転数、規格番号のRS 19 100があります。マトリクスは機械打ちで19100 A 3/RS 19100 B7です。両面に手書きでROLLING STONES RECORDSがあります。A面のマトは最初のRSがありません。

B面のラベルです。「let It Rock」はライヴの日付と会場のクレジットがあります。また、プロデューサー・クレジットもグリン・ジョンズとなっています。この日付とプロデューサーのクレジットはUK盤でも書かれていましたね。

こちらはジュークボックス用のレコードです。規格番号はJ. B. RS 19.100です。レギュラー盤と違いB面は「Bitch」のみ収録されています。右上にベロマークがありますがこのベロマークはなんか変な感じです。白い部分が全部赤になっているので偽物のロゴみたいですね(笑)。左側に面表記、フランスの著作権管理団体のSACEMのロゴが、右側に回転数、規格番号があります。レギュラー盤の著作権管理団体の表記はBIEMでしたがこのジュークボックスはSACEMになっているのでこちらの方がレギュラー盤よりも遅れてプレスされた可能性もあります。ただ、フランスでのこの表記の変更の時期と「Brown Sugar」の発売時期がほぼ重なっているため表記があやふやになっているのかも知れません。また、規格番号の下のLはプライスコードでしょうか?下部にジュークボックスのクレジットがあります。マトリクスは機械打ちで19100 B 3/19100 B 3です。両面に手書きでROLLING STONES RECORDSがあります。A面のマトはレギュラー盤と同じです。

B面のラベルです。ジュークボックス用とはいえレギュラー盤と同じ45回転なので何で「Let it Rock」がカットされたのか分かりません。ジュークボックスの機械の都合で片面に1曲しか入れられない事でもあるのでしょうか?

テスト盤のラベルです。ECHANTILLONというのはフランス語でサンプルという意味です。71年4月14日の日付の印が押されています。手書きでROLLING STONESと規格番号の19100 Aがあるだけで曲名は書かれていません。内容はレギュラー盤と同じ「let It Rock」が収録された3曲入りです。マトリクスは機械打ちで19100 A 3/RS 19100 B7です。両面に手書きでROLLING STONES RECORDSがあります。A面のマトは最初のRSがありません。これはレギュラー盤のマトと同じです。

B面のラベルです。こちらもグループ名と規格番号のみ書かれています。

「Let It Rock」は長い間このシングルかスペイン盤の『スティッキー』でしか聴けずレア・トラックとして長い間重宝されていましたね。今ではCDで普通に聴けますが、この曲を聴きたくてスペイン盤のLPや、このシングルを買ったものです。リーズでのピアノはニッキー・ホプキンスですが、この「Let It Rock」のコロコロ転がるピアノはスチュのような気がしますがどうでしょうか?The Complete Worksではニッキー・ホプキンスになっていますがこのピアノはニッキーではなく完全にスチュですよね!日本では「Brown Sugar」「Bitch」の2曲入りで発売されましたが、このレコードはストーンズ・レコードの第一弾としてふさわしい強力なシングルですよね! 

今年のブログはこれで最後です。今年もいろいろなストーンズのレコードを紹介出来た事は本当に皆さんのおかげです。ありがとうございました。来年もストーンズのレアなレコードを紹介しようと思いますのでよろしくお願いします。