前回に続きアメリカ向けUK盤プロモ・シングルです。今回は「Honky Tonk Women/You Can't Always Get What You Want」を紹介します。こちらもMADE IN ENGLANDなのにLONDONとなっている謎のプロモです。USA盤の規格番号は45-909が存在するのに、何故かF 12952とUK盤の番号のままになっています。上部にMADE IN ENGLANDとLONDONのロゴとDEMONSTRATION SAMPLE-NOT FOR SALEがあります。ラベルの下半分はUK盤のプロモ盤と全く同じです。アメリカでは7月5日の発売でしたが、ここではイギリスでの発売日の7月4日となっています。マトリクスは機械打ちでXDR-45283-T1-4C/XDR-45284-T1-4Cです。UK盤では-1C/-1Cがあるのでここではかなり進んでいます。
B面のラベルです。両A面扱いなのでこちらにも大きくAとあります。
こちらは白い袋に入っていましたが、前回の「Little Red Rooster」が初期ロンドンの袋に入っていたことから考えて、このシングルを69年当時のロンドンのカンパニースリーブに入れてみましたがこんな感じでしょうか?ブルー・スワルやオレンジ・スワルで見慣れているのでかなり違和感ですね!
MADE IN ENGLANDでLONDONとなっているUK盤プロモ・シングルは前回紹介した「Little Red Rooster」とこの「Honky Tonk Women」の2枚だけと言われています。「Honky Tonk Women」の方はUK盤プロモの他にアメリカでも多数のプロモが作られていますがこのシングルはどういった用途で作られたのかは不明です。ホフマン氏の記事は2005年だったので私もその頃eBayで入手したと思いますが、この2枚のプロモは入手した時にしか見た事がなくかなりレアなレコードだと思います。UK盤でさえも2000年以降にこういった発見があるので、ストーンズのレコードは一体世界中でどの位あるんだろうと考えてしまいました。また、今後も見た事も無いようなレコードが出てくるかも知れないので楽しみですね!