ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ USA盤 EXILE ON MAIN STREET① オリジナル盤いろいろ !!

あけましておめでとうございます。昨年はブログを読んで頂きましてありがとうございました。今年も5日~7日に一度の更新でストーンズのレコードを紹介していきますのでよろしくお願い致します。今年の第一弾は発売から50周年を迎える『EXILE ON MAIN STREET』のUSA盤です。アメリカでは72年5月に発売され、規格番号はCOC-2-2900です。USA盤は見開きの内側からレコードを取り出す特殊ジャケの他に見開きの両袖からレコードを取り出す普通の見開きジャケットもあります。シールドの表側には曲目が書かれたステッカーが貼られています。

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曲目ステッカーです。左上に2 RECORD SET、右下にCOC-2-2900とベロマークがあります。

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裏ジャケです。こちらはグループ名とタイトルが書かれた大きなステッカーが貼られています。ステッカーの貼り方を見るとこちらが表側みたいな雰囲気ですね!

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ステッカーです。グループ名とタイトルの他に左下に規格番号のCOC-2-2900が書かれています。

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こちらはプロモ用のカヴァーです。見開き仕様になっており中にレコードをジャケットごと入れられるようになっています。このリンゴを3つ口の中に入れた人のTシャツは72ツアーの時チャーリーが着ていましたね!

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プロモ・カヴァーを開くと写真のようにジャケットを入れられるようになっています。写真のレコードはPROMOTIONAL COPY NOT FOR SALEの丸いステッカーが貼られているプロモ用です。

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プロモ・ステッカーです。

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ここからは裏ジャケの細部です。右上にCOC-2-2900があります。

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右下にPrinted in U.S.A.があります。

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上の写真の右側のジャケットの角にベロマークがあります。

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左下にROLLING STONES RECORDSとDistoributed Atlantic Recordsのクレジットがあります。

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見開きの内側です。各国盤同様向かって右側にレコードを収納するようになっており、中央からレコードを取り出すようになっています。

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見開きの中央にこのアルバムのような見開きの内側からレコードを取り出す特殊ジャケを作っていたUNIPAKのクレジットと特許番号、そしてPRINTED IN U.S.A.が書かれています。このUNIPAKというのはよくこういった特殊ジャケの事を表すように思われていますが、実際は会社名で特殊ジャケのことではありません。

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一部のジャケットはUNIPAKのクレジットがなく、この部分に何も書かれていないものもあります。

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最初にも触れましたが、レコードを見開きの内側から取り出すタイプの他に普通のダブルジャケのように両側の袖からレコードを取り出すジャケットもあります。

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背文字は通常はあずき色ですが、一部のジャケットにシルヴァ―の文字のものもあります。シルヴァ―の方は2-2900の後に0996という数字が追加されています。

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こちらはグループ名の部分です。光の反射で分かりずらいですが、下がシルヴァ―です。

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また、このジャケットは背の文字の部分がジャケットを表側から見て右側にあり、棚に入れるとこちらからは見ることが出来ませんが、先ほど紹介した普通の見開きのジャケットは棚に入れると普通に表側から見ることが出来ます。以下3枚の写真ですが、文字のバックの画像が同じなので文字の有り無しが分かると思います。

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グループ名の部分です。

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規格番号の部分です。

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付録のポストカードです。6枚綴りで計12枚あります。UK盤のポストカードよりも一回り大きく写真も明るく鮮明です。日本盤のポストカードもこちらの仕様でしたね!

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ここからはインナーです。インナーはそれぞれ各国盤同様のデザインです。こちらは1枚目のレコードのインナーです。曲目の部分は各国盤全てが「Shake Your Hips」が「Hip Shake」、「Sweet Black Angel」が「Black Angel」となっています。これらのクレジットはミックが書いたらしく、担当楽器なども間違っているというビルのインタビューを読んだことがあります。

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右下中央寄りにPrinted in U.S.A.があります。

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1枚目のインナーの反対側です。

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2枚目のレコードのインナーです。こちらも各国盤全てが「I Just Want To See His Face」が「Just Wanna See His Face」となっています。

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下部にPrinted in U.S.A.があります。

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反対側です。

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ラベルです。どれが初版という事ではなくプレス工場ごとにまとめて並べてみました。マトリクスは私の持っているレコードのものですので枝番違いもあると思います。最初はPRです。これはニュー・ジャージー州のPresswell Recordsです。上部に規格番号のCOC2-2900とジャケットと同じ字体のグループ名、タイトルがあります。左側にベロマークとSTEREO、右側に面表記と著作権表示があります。曲目は左揃いでタイトル、タイム表記、作者の順にクレジットされています。一番下にプロデューサー・クレジットがあります。リムはDIST. BY~から始まる旧住所のものです。マトリクスは手書きでST-RS-722507-C/ST-RS-722508-A/ST-RS-722509-B/ST-RS-722510-Aです。各面ROLLING STONES RECORDSとPRがあります。私の持っているものはジャケットにプロモ・ステッカーが貼られています。見開きの内側の特許番号とPRINTED IN U.S.A.があります。これ以降特記なきものはマトにROLLING STONES RECORDSとRRがあり、ジャケット内側の特許番号があります。

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上と同じくプレス工場はPRです。リムはROLLING STONES RECORDS~から始まるものです。マトリクスは手書きでST-RS-722507-A/ST-RS-722508-C/ST-RS-722509-B/ST-RS-722510-Aです。こちらも私の持っているものはジャケットにプロモ・ステッカーが貼られています。

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プレス工場はRIです。これはインディアナ州のPRC Companyです。リムはDIST. BY~から始まるもので、珍しく最後に10023とZIP CODE(郵便番号)があります。他のリムではニューヨークの部分がN.Y.と省略されていましたが、このリムだけNEW YORKとなっています。CORPORATIONの部分もCORP.と省略されていません。マトリクスは手書きでST-RS-722507-BBB-1-1-11/ST-RS-722508-BBB-1-11-1/ST-RS-722509 C/ST-RS-722510 Dです。2枚目の枝番のハイフンはありません。2枚目のレコードのリムはROLLING STONES RECORDSから始まる住所がBROADWAYのものです。 

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上と同じRIですが、リムのZIP CODEはありません。マトリクスは手書きでST-RS-722507-C/ST-RS-722508-C/ST-RS-722509-B/ST-RS-722510-Bです。
2枚目のレコードのリムはROLLING STONES RECORDSから始まる住所がBROADWAYのものです。

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プレス工場コードはCSMです。これはカルフォルニア州のColumbia Santa Mariaです。マトリクスは手書きでST-RS-722507-A/ST-RS-722508-C/ST-RS-722509 C/ST-RS-722510 Cです。2枚目のレコードのリムはROLLING STONES RECORDSから始まる住所がBROADWAYのものです。ジャケット内側の特許番号とPRINTED IN U.S.A.はありません。

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プレス工場コードはCAPです。これはどの工場か不明です。ご存知の方がいらっしゃいましたらご教授願います。リムはROLLING STONES RECORDSから始まる住所がBROADWAYのものです。マトリクスは手書きでST-RS-722507-A/ST-RS-722508-C/ST-RS-722509 C/ST-RS-722510 Cで上のCSMと同じです。

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プレス工場コードはCPです。これはニュー・ジャージー州のColumbia Pitmanです。リムはROLLING STONES RECORDSから始まる住所がBROADWAYのものです。マトリクスは手書きでST-RS-722507 F/ST-RS-722508-A/ST-RS-722509-B/ST-RS-722510-Aです。

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プレス工場コードはLYです。これはニュー・ヨーク州のShelly Products,Inc.です。リムはROLLING STONES RECORDSから始まる住所がBROADWAYのものです。マトリクスは手書きでST-RS-722507-H/ST-RS-722508 H/ST-RS-722509 H/ST-RS-722510Hです。マトにPRはありません。

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プレス工場コードはMOです。これはカリフォルニア州のMonarch recordsです。リムは新住所です。マトリクスは手書きでST-RS-722507-G  △16944 (16)/ST-RS-722508-G  △16944-X (13)/ST-RS-722509-B  △16945 (2)/ST-RS-722510-A  △16945-X (3)です。PRはありません。ジャケットに特許番号とPRINTED IN U.S.A.がありません。

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上と同じMOですが、リムにWのロゴがあります。マトリクスは手書きでST-RS-722507-A  △16944 (4)/ST-RS-722508-G  △16944-X (13)/ST-RS-722509-G  △16945/ST-RS-722510 D  △16945 X (6)です。D面の△以降はハイフンがありません。マトにPRはありません。また、ジャケットに特許番号とPRINTED IN U.S.A.がありません。

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プレス工場コードはSPです。リムは新住所でWのロゴがあります。マトリクスは手書きでST-RS-722507-A/ST-RS-722508-A/ST-RS-722509 C/ST-RS-722510 Cです。ジャケットは普通の見開きジャケです。

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先に発売から50年と書きましたが、私が洋楽を聞き始めたのが72年4月からなのでこの1972年という年はホントに思い入れのある年です。もう50年もロックを聞いているとは自分でも驚いています。中学一年の私にとって当時のストーンズは麻薬事件もあり、怖いおじさん達といった感じでした(笑)。このレコードは今ではストーンズの最高傑作と言われていますが、発売当初はけちょんけちょんに言われていて私は75年にやっと買い、よく聞くようになったのは77年頃からと良さが分かるまで時間がかかったレコードです。サウンドはいかにもストーンズらしいラフでルーズな曲が並んでいて素晴らしいレコードですよね!ジャケットも特殊ジャケでポストカードも付いていてストーンズのレコードの中でも特別感のあるレコードです。次回はCOLUMBIA RECORDSに移籍後のアメリカの再発盤を紹介します。また過去ログですが『EXILE MAIN STREET』のレコード・クラブ盤はこちらです↓
ローリング・ストーンズ Record Club Of America②EXILE ON MAIN STREET!! - ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活! (hatenablog.com)