ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活!

ただひたすらにローリング・ストーンズのレコードを紹介しているブログです。

ローリング・ストーンズ 日本シングル盤 悪魔を憐れむ歌!!

ローリングストーンズの日本シングル盤「悪魔を憐れむ歌 / 放蕩むすこ」です。1969年(昭和44年)2月20日に発売され、規格番号はTOP-1357です。2曲共『BEGGARS BANQUET』に収録されている曲で英米ではシングルの発売はありませんでしたが、日本とヨーロッパの一部の国でこのカップリングでシングルが発売されています。ジャケットは『BEGGARS BANQUET』の見開きの内側にあった写真が使われています。当時の値段は400円でした。

ジャケットの裏側です。AB面のタイトルの色が表側と逆になっています。

ジャケットを広げるとアルバムの内側と同じ写真になります。こうやって見るとA面B面のタイトルの色が表裏で入れ替わっているのが分かります。キングのシングルのジャケットは裏側は通常レコードのカタログになっていますが、こうやって写真が両面に渡っているのは珍しいですね!

見開きの内側です。星加ルミ子さんの解説が載っていて当時ストーンズの会見にすっぽかされたことが書かれていて肝心の曲については一切触れていません。星加さんといえばストーンズというよりもビートルズっていうイメージがありますよね!右側は「悪魔を憐れむ歌」だけの歌詞が載っています。

レコード袋はキング・ロンドンの青いスリーヴが使われています。

ラベルです。最初はプロモ盤です。上部にLONDONのロゴとSTEREOがあります。左側に見本盤、右側に非売品、規格番号、タイム表記があります。マトリクスは機械打ちでSDST 258-1/SDST 259-1です。両面にJISマークがあります。

B面のラベルです。作者がJagger-Richardとなっています。

レギュラー盤のラベルです。上部にLONDONのロゴがあります。ロゴの左下にMADE IN JAPANがあります。左側にSTEREOが、右側に回転数、規格番号、タイム表記があります。マトリクスは機械打ちでSDST 258-5/SDST 259-2です。両面にJISマークがあります。枝番はプロモで1/1があるのでレギュラー盤もこれよりも若いのがあると思います。

B面のラベルです。レギュラー盤も作者がJagger, Richardとなっています。

当時これと同じカップリングで発売された国はベルギー、ドイツ、オランダなどがあります。ドイツ盤のジャケットが『ベガバン』の内ジャケを使っており日本盤と似たデザインですが、その他の国は独自のジャケットが使われています。日本盤は両面共ステレオで収録されており、アルバムと同じヴァージョンです。中学生の時は「憐れむ」という漢字が読めなかったり(笑)、このスタジオ・ヴァージョンよりも『GET YER YA-YA'S OUT』の方がロックっぽくていいじゃないか!と思っていましたが、このピアノとパーカションを主体としたスタジオ盤の方もよく練られていていい演奏だと思います。後半に出てくるギター・ソロや悪魔が乗り移ったようなミックの叫びなどスゴイの一言ですよね!映画ではブライアンがアコギを弾いていますがここでは全く聞こえないのでどういう演奏をしていたのか聴いてみたいですよね。B面の「放蕩むすこ」は69年ツアーで演奏しており、こういう曲を現在のツアーでミックとキースの二人で演ってるのを観てみたいですよね。