ローリング・ストーンズのオーストラリア盤EP『Route 66+3』です。1964年11月に発売され、規格番号はDFEA 7521です。収録曲は「Mona」「Come On」「I Want To be Loved」「Route 66」の4曲です。オーストラリアではデビュー曲が「I Wanna Be Your Man」だったので「Come On」と「I Want To be Loved」の2曲はこのEPで初登場となります。他はファースト・アルバムからの2曲という選曲になっています。ジャケットはホテルの宴会場のようなところで演奏している写真が使われています。
左上にデッカのロゴがあります。
上部に大きく「ROUTE 66」とあります。
裏ジャケです。今までのオーストラリア盤のEPの裏ジャケは青い文字でしたが、このEPは黒となっています。中央に曲目、その下にそれまでオーストラリアで発売されたEPのディスコグラフィになっています。
右上に規格番号があります。
A面の曲目です。
B面の曲目です。このEPのタイトルとなっている「Route 66」は一番最後に収録されています。
曲目の下にオーストラリアでそれまでに発売されたEPが載っています。これを見るとオーストラリア独自のEPは7000番台、UKと同じ内容のEPは8000番台でUK盤と同じ数字が使われているのが分かります。
下部に" Made in Australia for The Decca Record Company "のクレジットがあります。
右下にデッカのロゴがあります。
ラベルです。カーヴド・デッカの青ラベルです。右側に回転数、EXTENDED PLAY、規格番号、マトがあります。曲目の両側に面表記があります。リムにMADE BY E.M.I. (AUSTRALIA) LIMITED.のクレジットがあります。マトリクスは手書きで7XDEC 681/7XDEC 682です。
B面のラベルです。
日本でもそうでしたが、当時デビューシングルが「I Wanna Be Your Man」という国は結構多く、本来のデビュー曲「Come On」は後で発売されることが多かったのですが、オーストラリアでも1年以上過ぎてEP盤で発売されました。前回のEP盤でもそうでしたが、目玉の曲に水増し的に『ファースト』の曲が収録されているのが面白いですよね! とにかく64年、65年はストーンズ人気が一気に上がったのでレコード会社も人気があるうちに何とかして儲けようとレコードを乱発していたのが窺えて面白いですよね!