1970年(昭和45年)8月には「ビッグ・ヒッツ・リヴァイヴァル」シリーズとしてローリング・ストーンズの過去のヒット曲を収録したシングルが5枚一気に発売されました。今回から5回に渡ってその「ビッグ・ヒッツ・リヴァイヴァル」シリーズのシングル盤を紹介します。今回は「彼氏になりたい / ストーンド」です。規格番号はTOP 1510Sです。「彼氏になりたい」はオリジナルは64年3月のHIT-323、68年に規格番号は同じでジャケット違いで再発され、規格番号は変更になりましたが、これで3度目の発売となります。ジャケットは65年頃のメンバーの写真が使われています。上部に「ビッグ・ヒッツ・リヴァイヴァル」の文字があります。
右上にSTEREO、ロンドンのロゴ、回転数、規格番号があります。STEREOとありますが、実際は疑似ステです。
左下に当時の価格の¥400円あります。
ジャケットの裏側の広告です。この頃はダニエル・ビダルが人気がありましたよね!
左下に回転数とコピーライトの©'70.8があります。
右側に規格番号とキング・レコードのロゴがあります。
見開きの内側です。解説は越谷政義さんでストーンズのデビュー当時の事が書かれています。
解説の上の曲目の部分です。2曲とも1分台の長さですが、短いながらもイントロや間奏など素晴らしい演奏が凝縮されていますよね!
レコード袋です。キングレコードで69年から72年頃まで使われていた専用のスリ―ヴです。
ラベルです。上部にロンドンのロゴがあります。左側にMADE IN JAPANとSTEREOがあります。右側に回転数、規格番号、タイム表記があります。STEREOとなっていますが疑似ステです。下部にタイトルの英語表記と日本語表記、作者クレジットがあります。初回盤ではポール・マッカートニーのスペルがMcCarthyとなっていましたが、ここでやっと修正されてます。マトリクスは機械打ちでSDST 387-2/SDST 388-1です。両面にJISマークがあります。
B面のラベルです。こちらもSTEREOとなっていますが疑似ステです。
この2曲はアルバムには収録されていないので、このシングル盤は結構需要があったのかも知れませんね。「彼氏になりたい」はビートルズ・ヴァージョンはリンゴ・スターのヴォーカルで『WITH THE BEATLES』に収録されていますが、アレンジ等は全く違います。ストーンズの方はスライド・ギターと走るベースが特徴となっています。今考えるとビートルズが駆け出しのストーンズに曲を提供したとは夢みたいな話ですよね。
6年前のブログになりますが、日本オリジナル盤の「彼氏になりたい」はこちらです↓
ローリング・ストーンズ 日本でのデビュー・シングル 彼氏になりたい!! - ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活! (jukeboy-stones.com)
68年にジャケットを変えて発売された再発盤はこちらです↓
ローリング・ストーンズ 日本盤 彼氏になりたい セカンド・ジャケ!! - ローリング・ストーンズ アナログ盤蒐集生活! (jukeboy-stones.com)